doctor02勃起は、陰茎が硬く大きくなる生理現象のことを言いますが、勃起不全とは、陰茎が性行為に必要な硬さに到達せず、不足している状態や勃起して性行為が可能な硬度に達してもそれを維持できない、または、性交途中に途中で中折れしてしまうなどの症状をED(Erectile Dysfunction)と言い、EDは、性機能障害の一種です。EDにはいくつかの原因がありますが、主に4つの種類に分類されます。 勃起不全は一般的に年齢を重ねるごとに患者数が増える傾向にあり、年齢が高いほどEDの原因は器質性に起因し、若年層のED患者の多くは心因性によるEDであるといわれています。昨今では、先進国におけるヘルスケアの進化により高齢者の健康状態が良いことから年齢を重ねても性行為をしたいと考える高齢者が増えていることも潜在的なED疾患をもつ男性が顕在化され、ED治療を受ける男性が増えたことからED患者が増加傾向に結びついているという報告もあります。 勃起不全の患者は、バイアグラが世の中に流通し始めるまで、患者が医療機関で受診をしづらい環境でもあったことから、治療を受ける患者は少なかったのですが、画期的なED治療薬としてバイアグラが登場したことで、気軽に受診する患者が増えています。この事もED患者が増えている(潜在患者が顕在化された)要因の1つと言えるでしょう。

・勃起不全の原因
  1. 心因性が原因のEDは、心理的な問題で勃起に影響を及ぼし、十分な勃起に到達しない。または、勃起が継続しないなどの勃起障害のことをいいます。
  2. 器質性が原因のEDは、解剖学的な問題(神経、組織、血管などの問題)で勃起をしない、或いは硬度が十分ではないなどの勃起障害のことをいいます。
  3. 混合性が原因のEDは、心因性と器質性の障害が混在した原因による勃起障害のことをいいます。
  4. 薬剤性が原因のEDは、服用している医薬品の副作用が原因で発症している勃起障害のことをいい、循環器系や抗うつ薬、ホルモン剤などの勃起障害を起こしえる医薬品を服用しているなど。

勃起するメカニズム

gear男性器は通常時には柔軟な状態にありますが、男性器への直接的な刺激または視覚あるいは想像による性的な刺激を受けることで陰茎海綿体に大量の血液が流れ込み、スポンジ状の海綿体が血液を蓄え、陰茎からの血液排出する静脈が排出を抑えることで陰茎内の圧力が上がることで勃起を引き起こします。陰茎内に溜まる血液量と内部圧力によって男性器は柔軟な通常時と比べて硬く大きくなります。 勃起状態となり太く長く硬くなった男性器は、十分な硬度を保つことで、女性器に挿入することができるようになりますが、硬度が足りない、所謂、勃起不全の状態であると女性器内の圧力によって押し出されてしまいます。


その他の勃起について

病的原因による勃起 陰茎はある種の病気で勃起の様な現象が起きる場合がある。この場合、本人の性的意識や興奮とは関係なく発生し、むしろ苦痛を伴うこともある。陰茎海綿体やその被膜に繊維組織が異常増殖して硬さを持ち、見かけ勃起している状態になるものをPeyronie病という。しかし、増殖した繊維組織によって引きつっているだけなので血液の流入による海綿体の膨張という真の勃起ではなく、むしろ真の勃起が起きると引きつった部分に痛みを生じてしまう。主に中高年に発症し、治療には外科手術によって繊維質を取り除く療法等が行われる。 また、他の全身疾患(白血病・痛風など)に併発して持続性勃起症が起きることがある。勃起を支配する中枢神経系の腫瘍などの病的異常によっても起こる。前立腺や尿路などの炎症が勃起を誘発させる神経刺激を持続し持続性勃起症を起こす場合もある。持続性勃起症は陰茎海綿体に血栓症を引き起こす。持続性勃起症は通常10日間以内とされるが、持続が更に長期に渡る場合は海綿体組織が繊維化し軟骨やカルシウム沈着によって骨に移行する例もある。持続性勃起症が発現した場合は、早期に受診し原因となる病気の究明がまず優先される。 wikipedia